ICソケットを使うことで、一時的に他の基板でICを使い回せるなどのメリットもあります。ロジック系ICや汎用系のICなどは比較的値段が安いので頻繁に使うものなどはまとめて購入しておくとお得です。しかし、特殊なICになるとお値段も高価なものが多いので使い回しをしながら色々テストしてみたい、このように考える人も多いのではないでしょうか。ICソケットを使って回路に組み込めば、他で使いたいときソケットから外して別の基板にはんだ付けいてあるソケットにそれを挿入するだけで使いまわせるので便利ですし、もとに戻すときも外して挿入の作業で完了するため手間いらずなどのメリットもあります。
ICソケットは通販サイトを通じて購入ができるので、ICを購入するときに一緒にカートに入れておきましょう。稀ではあるけれども接点不良などの不良品が混じることもあるので、実装する前にはテスターで導通チェックを行うと安心です。テスターには電圧や電流の測定以外にもコンデンサの容量や抵抗の抵抗値を計測する機能がありますが、抵抗レンジにすることで導通チェックが可能です。ICソケットをはんだ付けする前にチェックすることが大切、はんだ付けしてからチェックしたとき接点不良になっているとそれを外して新しいものに交換しなければならなくなるので、必ず実装前に行うのがポイントです。
それと、導通チェックをして接点不良が認められたものは直ぐに廃棄処分するなど他の部品に混ざらないようにすることも大切です。